2005年11月11日

ディープ・ブルー DEEP BLUE

●監督・脚本 … アラステア・フォザーギル アンディ・バイヤット
●製作 … BBCワールドワイド グリーンライト・メディア
●音楽 … ジョージ・フェントン
●演奏 … ジェフリー・ネクマノフ
●ナレーション … ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
●製作国 … イギリス=ドイツ
●配給 … 東北新社 2004


製作7年、ロケ地200ヶ所、撮影7000時間。
努力の結晶が素晴らしい映像を記録してくれました。

シャチが浅瀬に乗り上げるリスクを背負いながら、子供のアシカを狙い、捕獲したアシカを空中に跳ね上げる姿や、鯨の子供を狩る姿は弱肉強食の厳しい自然の掟を改めて実感させてくれました。

一方で、カニの姿をコミカルに撮影したり、深海で七色に発光する様々な生物は驚きと感動のイルミネーション。

北極から南極、砂浜から深海までを撮影された映像は、凄いとしか言いようがありません。

ただ、エンディングが感動と課題を突きつけられて終幕かなと思われたところで、シロナガスクジラが登場し、欧米型の捕鯨禁止路線に流れてしまいました。

地球の一生物として、食物連鎖の頂点にいる人間は、様々な生物を殺めて生きていますよね。

それは、人間だけでなく地球上のすべての生物がそれぞれの立場で受け入れざるを得ない現実だということはこの映画を観ても良く分かると思います。

生まれながらに罪を背負うのは生き物の宿命で、だからこそ食べ物を粗末にせず、無駄な殺生を行ってはいけないということを伝えたいのかと思ったら、最後に捕鯨反対を連想させるとは。


油を採るだけの為に乱獲した欧米人の祖先の罪をすべての人間のせいにして、偽善的に捕鯨反対に訴える姿にはうんざりです。

「鯨は賢くて特別だから捕鯨反対」だとか環境保護団体の人が言ったりしますが、「何でお前達が生き物の上下を判断するぐらい横柄な態度を取れるんだ!」と感じます。

見た目残虐でも、自然に則して生きている姿が正しいことがスクリーンから溢れていたのに、作っている人間が偽善的なことを最後に言うべきではないのでは無いでしょうか。


そういうことを言っている人が植物を含めてすべて生き物を殺さず、餓死するのであれば、その訴えに心があることを認めますが、欧米人や環境保護団体の人たちはもう少し自然の姿から摂理というものを学んで欲しいと思います。

もちろん絶滅危機のあるシロナガスクジラを捕獲しろと言ってるのではないのであしからず。

最後の2分間が20点マイナスとなり、このような点になりました。

私見的評価 71点

ディープ・ブルー スペシャル・エディション
東北新社 (2005/05/27)
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posted by Ky'z at 01:30 | Comment(0) | TrackBack(4) | 外国映画
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