2008年01月07日

ドラマ 医龍2 Team Medical Dragon

●原案 … 永井明
●プロデューサー … 長部聡介 三竿玲子
●演出 … 水田成英
●原作 … 乃木坂太郎 「医龍〜Team Medical Dragon〜」
●脚本 … 林宏司
●音楽 … 澤野弘之 河野伸
●主題歌 … 「ONE」AI
●オープニングテーマ曲 … 「イケナイ太陽」ORANGE RANGE
●出演 … 坂口憲二 内田有紀 小池徹平 大塚寧々 阿部サダヲ 水川あさみ 池田鉄洋 高橋一生 中村靖日 佐藤二朗 志賀廣太郎 北村一輝 佐々木蔵之介 夏木マリ 岸部一徳
●制作 … フジテレビドラマ制作センター 2007

日本初のバチスタ手術を成功させた後、朝田龍太郎(坂口憲二)は難民キャンプの医師となり奔走。
しかし、朝田の去った明真大学付属病院は患者数は激減し、経営危機も噂される状態だった。

そんな時、明真に残っている第一助手・伊集院登(小池徹平)、看護士・里原ミキ(水川あさみ)、麻酔医・荒瀬門次(阿部サダヲ)、地方病院に勤務する内科医・藤吉圭介(佐々木蔵之介)らチームドラゴンのメンバーにチーム再結成を促すメールが届く。

伊集院や里原らは喜ぶが、明真の経営再建の為にチームドラゴンのかつての宿敵・野口賢雄(岸部一徳)が、全医局員の人事権を持つリスクマネージメント部長に就任。

野口は心臓移植認定施設を旗頭にした大規模病院・メイシンメディカルシティーの建設し、金を持っている人だけを選び、最高の医療を提供する経営本位の姿勢を示す。

その明真大学付属病院に片岡一美(内田有紀)が向かう途中、ひき逃げに合い、明真に搬送されるが、やる気のない医師たちは手遅れと判断して諦めていた。

その時、メールを受け取った朝田が現れ、彼女を手術。
見事に処置して、命を取り留める。

だが、片岡は外資系投資会社の重役で、営業権を持っている北洋病院潰して富裕層専門の人間ドッグを建設し、そこで病気が見つかれば明真で手術して儲けようと画策していた。

野口は自身の構想に一致する片岡の案に乗り、手を組む。

明真に復帰した朝田だったが、考えの反する野口と対立して、北洋病院に伊集院、藤吉と共に左遷される。

その北洋には、血管外科の外山誠二(高橋一生)、麻酔科の小高七海(大塚寧々)、消化器外科の松本幸太朗(佐藤二朗)ら能力は高いがどこか欠落した問題の医師たちが待っていた…



ドラマ『医龍』の続編が『医龍2 Team Medical Dragon』

友達が面白いと言っていたのを思い出し、前作を観ずに観てみたのですが、はっきり言って面白い!

昔のヒーロー物の要素が強いですが、客観的視点を主人公・朝田龍太郎が持ち、現在的思想を取り入れているので、安っぽいドラマにならず、見ごたえのある作品に仕上がっています。

また、音楽、キャラクター設定、配役なども絶妙で、文句の付け所がありません。

特に、坂口憲二の剛直さ、岸部一徳のいやらしさが朝田龍太郎と野口賢雄という中心人物にマッチしており、これ以上の配役は思いつきません!

ドラマ『医龍2 Team Medical Dragon』の構成は表向きチームドラゴンと野口・片岡・夏木マリ演じる鬼頭笙子との対決となっており、北洋病院での欠陥医師たちとの対峙によって進んでいきます。

ただ、表向きという言葉を使ったように、朝田のことを敵視しているのは結局のところ、誰もおらず、朝田自体も誰一人敵視していません。

これまでのドラマでは、ライバルがいて対決するというスタイルが主でしたが、それぞれの登場人物が目指すところを持っており、その目的の邪魔になるから結果的に対立関係が生まれるという形となっています。

ですので、時には味方になり、時には敵になるという目まぐるしい展開の速さが面白さを増大させています。

その中で、経営者的な感覚の野口と片岡、医師的感覚の朝田と鬼頭に分かれます。

朝田と鬼頭は医学の為、患者の為に目指す方向性は違うものの向かっており、野口と片岡はメイシンメディカルシティー建設や利益獲得を目指しています。

その野口と片岡の進む道は最終的に正反対になり、このドラマのクライマックスに繋がっていきます。

正直、クライマックスはあっけないほどの速さで終了。

それまでの手術シーンの盛り上がり方から比較すると、もう少しエンディングに捻りがあればと物足りなさを感じます。

でも、その最後以外では、非常にリズムよく、内容のあるストーリーとなっているので、手術シーンが苦手な方以外にはお薦めのドラマといえるでしょう〜

現在医学の問題点(訴訟リスクや医師と患者との関係、医師の資質など)を直視する事が出来る素晴らしい内容となっています。

エンディングは少しキレイなストーリーとなっていますが、現実に立ち返り、家庭や職場、学校などで考えるキッカケになれば、このドラマの価値は更に高まると言えるのではないでしょうか。

私見的評価 92点

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