2005年09月15日

ドラマ がんばっていきまっしょい 最終レビュー

青春ドラマということで、かなり厳しいかなと思っていたドラマ「がんばっていきまっしょい 」ですが、青春映画の傑作「スウィングガールズ」に勝るとも劣らない内容でした!
流石に映画にもなっただけあって、秀逸な作品です〜

ドラマ「がんばっていきまっしょい 」は「スウィングガールズ」と比べると、

地味で派手さは無いですが、悦ネェ(鈴木杏)、リー(相武紗季)、ダッコ(岩佐真悠子)、ヒメ(佐津川愛美)、イモッチ(藤本静)の女子ボート部員5人と悦ネェの幼なじみのブー(錦戸亮)や中田三郎(田口淳之介)らの等身大の青春がボートや周りの人たちを絡めながら、丁寧に描かれています。

ダメな自分に勇気を与えてくれたボートをはじめる為に、女子ボート部を結成し、5人が一生懸命に前を向いていくストーリーを軸に、悦子と姉ばかり可愛がる父・幸雄(大杉漣)との葛藤、教師たちやコーチの仁美(石田ゆり子)や夫の男子部オノケンコーチ(池内博之)との日々、ボート部御用達のお好み焼き屋メルボルンのオーナー夫妻(小日向文世・友近)や篠村家の家族とのホノボノとした人間模様などわかり易く、しっかりした骨格が形成されていました。

キャストに目を向けても、主演の鈴木杏の演技は素晴らしいの一言です!
普段は自然な演技を通し、ここぞという時には魅入ってしまうほどの迫真の演技を見せてくれいました。
キャラクター的には使いにくい部分もあるかと思いますが、演技力は若手NO.1かもしれません。

また、悦子の父親役・大杉漣や母親役の市毛良枝、お好み焼き屋の小日向文世などベテラン陣がイイ味出していまいた。
その中でも、大杉漣が悦子との微妙な関係を演じきっていたのは印象深かったです。

悦子の実家のクリーニング屋の通りや家での家族のやり取り、海の景色など、夏に訪れた田舎の匂いや学生時代の感覚が波のように蘇ってきました〜
ホント関西テレビ、よく頑張ったと言いたいです!

今まで、イイ事ばかり取り上げましたが、3つほど残念だったことを取り上げたいと思います。

1つ目は、1〜3話の展開が早すぎたことです。
ボート部を作り、5人が集まる場面はもっと深く掘り下げた方が、より質が高まったと思います。特別艇の回を作るぐらいだったら、1話増やした方が良かったのでは?(視聴率も悪かったですしね(^_^))

2つ目は皆さんご存知の通り、飲酒事件での内博貴の降板です。
ドラマの途中で、配役が変わるのは、非常に不自然で大きく水を差しました。
ホントに残念です(>_<)

そして、3つ目。それは5人の笑顔のシーンで一番最後に出てくる胡散臭いイモッチの笑い顔です(笑)
笑い顔もそうですが、みんな二十歳前後なのに、一人26歳というのはやっぱり浮いているのかも!?

最後に、このドラマの数多い素晴らしいシーンから一番のシーンを。
それは、東京に旅立つことを決意した悦子が出発する時、見送る家族の中で一人背を向けて新聞を読んでいた幸雄が、フェリーに乗った悦子の遠い視線の中でただポツリと立っているところでしょう。

親子の関係というものが端的にグサリと響きました。観ていて思わずグッと来るものがありましたね。

悦ネェを中心に、必死で生きる彼らのシーンを観て、このドラマを中学生の時に見れたら、もっと真剣に物事に取り組められたのではないかとふと思います。

ぜひ今の子供たちに観てもらいたい作品です。

また、ヒメの響き渡る「キャッチ ロー!」が聞きたいです(^^)

私見的評価 89点

がんばっていきまっしょい DVD-BOX
ポニーキャニオン (2006/02/15)

『スウィングガールズ SWING GIRLS』ページへ

『ドラマ がんばっていきまっしょい』ページへ
この記事へのコメント
こんばんは。TBありがとうございます!
この作品、期待以上でした。
派手さはないのだけれど、なんだかふと思い出す作品です。
映画版も見てみたいと思います。
Posted by ちーず at 2005年09月25日 23:08
TBありがとうございます。

ホント、イイ意味で期待を裏切ってくれてありがとうって感じですね!

映画も要チェックです(^^)
Posted by Ky'z at 2005年09月28日 00:30
ドラマ がんばっていきまっしょい 最終レビュー: musi-k 〜ムジーク
Posted by Botanical Slimming at 2013年06月24日 23:46
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がんばっていきまっしょい 最終艇
Excerpt: 『サヨナラ』 「昔から、ボート部では、ロープワークゆうて、  ロープつなぐとき、賊ぶとき、  いろんな揃び方其えてもらうんやけど、  悦ねぇが抜けた女子ボート部は、  なんも、揃ぶもんがのうなってし..
Weblog: どらま・のーと
Tracked: 2005-09-25 23:10

がんばっていきまっしょい 最終話
Excerpt: 悦ネェは、孫雄の車に乗って琵琶湖に向かう。 「いくぜ 琵琶湖!」 悦ネェは、砂の入った小瓶をにぎりしめた。
Weblog: どらまにあ
Tracked: 2005-09-26 10:44
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