2007年03月24日

ドラマ 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

●プロデューサー … 中野利幸
●演出 … 久保田哲史 谷村政樹
●原作 … リリー・フランキー 「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」
●脚本 … 大島里美
●音楽 … 澤野弘之 河野伸
●主題歌 … 「蕾」コブクロ
●出演 … 速水もこみち 香椎由宇 平岡祐太 柄本佑 チェン・ボーリン 高岡蒼甫 石黒賢 赤木春恵 浅田美代子 泉谷しげる 倍賞美津子
●制作 … フジテレビ 2007

1979年、中川雅也(速水もこみち)を連れて母・栄子(倍賞美津子)は父・兆治(泉谷しげる)と住んでいた福岡県小倉の家を出て、栄子の母親・ハル(赤木春恵)のいる筑豊へ向かう。

1989年、筑豊で育ち高校3年生になった雅也は母世話焼きの疎ましさや東京への憧れから、内緒で東京の美大を受けようとしていた。

雅也の部屋を掃除する最中に美大の願書を見つけた栄子は、こっそりと東京行きの切符を用意する。
栄子の思いを感じつつ上京し、東京のバスに乗った雅也は、同じく美大受験のために乗車していた佐々木まなみ(香椎由宇)に出会う。
バスの窓の外には、夜の闇に輝く東京タワーがあった…



リリー・フランキー原作のベストセラー小説『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン』がドラマ化されたのが、ドラマ『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン』

速水もこみち主演と言う事で、当初は興味がなく期待していなかったのですが、それを大きく上回る魅力を持つドラマでした!

タイトル通り母と子と父の話で、境遇こそあまり同じという人はいないと思いますが、雅也の生き様は多くの人がどこかでリンクしているのではないでしょうか。

「子供の頃に母と共に過ごし、成長と共に母のお節介が疎ましく思うが、失う段になってその存在の大きさに気づく。」

人ってどうしても無いものには羨ましさを感じたりしますが、あるものに感謝することを忘れがちですよね〜

その代表的なものが母親なのかもしれません。

このドラマには、そんな母と子の話が凝縮して詰め込まれていて、特に男性で年配の方には懐かしむ気持ちがこみ上げてくるのではないでしょうか。

オカンの愛情に、雅也だけでなく、雅也の周りの人たちも救われて、人との触れ合いの大切さ=家族の大切さが伝わってきます。

親子関係が綻び、人間付き合いも薄くなった現在に、この話は、
切なくて、悲しくて、暖かくて、涙なしでは観る事は出来ませんでした・・・


この物語は日常の時間軸を短縮しただけのようにリアルで、かなりの部分がフィクションでなくリリー・フランキーの体験ではないかと感じました。

オカン役の倍賞美津子がめちゃめちゃハマっていただけに、雅也役がもっとボクトツとした演技のウマい人が演じれば、もっと多くの人に受け入れられたと思います。

このドラマを観ていてふと感じたのですが、今の子供たちは母への思いや家族の大切さが分かるんでしょうか?

今の母親は子供に高い服を着させて楽しんだり、経歴ばかり重視したり、酷い場合は、育児放棄や虐待と親のエゴの押し付けや自分のことばかり考えている人が増えてきています。

栄養のある料理を作ったり、服を作ってくれたり、笑顔で迎えてくれたりと、損得なしで子供の事を考えている母親がいてくれてこそ感謝することを強く感じれると思います。

家族も同様で、無償の愛情を与えてくれることによって、家族愛というものを覚えていき、家族の大切さに気づいていくものなので、徐々に母や家族愛というものが疎かにされた現在で、一番大切なものが失われていく事は悲しい事です。


個人的には、今、母親になった人やこれから母親になる人にドラマ『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を観て欲しいです!

P.S.
ドラマの中で、使用されている音楽がとても印象的でした〜
コブクロの「蕾」は優しくどこか寂しい曲で、このドラマの原作をみて作ったのが、頷けます。
エンディングのシーンように、ハッピーエンドではないけれど、晴れやかな笑顔のようです。

私見的評価 93点

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」O.S.T
TVサントラ 澤野弘之 河野伸
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