2006年04月11日

ドラマ 白夜行 最終レビュー

主人公亮司(山田孝之)と雪穂(綾瀬はるか)とその二人を追いかけ続ける運命の笹垣(武田鉄矢)。
その対立軸にある外国製のハサミがこの話の骨格となっていました。


エピローグのシーンを見る限り、その辺りは分かったのですが、当初のレビューで触れた「二人が犯した罪が、周りの悪意と自身の罪への思いを増大させて過酷な運命を背負っていくという」という読みは微妙に外れました。

犯した罪が自身の罪を増大させるところは合っていたのですが、周りの悪意という部分では真逆の内容だったからです。

「純愛を描く」というテーマが公式HPで触れられていましたが、その意図は見てとれました。

ただ、全編通してのメッセージは、「罪を隠そうとすれば、さらに罪を重ねる」ということと「その罪を重ねたことを止められなかったことを後悔し、苦しむ人たちを描くことで視聴者に喚起している」ことであると思います。

2人の生き方は、子供の気持ちのままお互いを思い続けた部分では「純愛」と言えるかもしれませんが、人を殺した事実によって思考の成長を止められ、ガチガチに鎖に締め付けられた相手への思いは「依存」でしかありません。

このドラマのテーマは意外に単純で、一言で言うと「勧善懲悪」を表しているように思います。

そのメッセージとは対照的に、ストーリーの動きは激しく、サスペンス要素たっぷりでよく出来ていました。さすが東野圭吾原作と言ったところでしょうか。

ただ、内容がとてもディープで影がある為、視聴率は伸び悩みました。
まあ、この作風では仕方が無いと言わざるを得ないでしょう。

作品とは関係ありませんが、山田孝之の隠し子騒動があり、視聴率に変化があるのかな?と思いきや特に変化も無く、世間はそれ程、山田孝之に興味がないでしょうか?

もう一方の主演の綾瀬はるかですが、意外に悪役を演じきっていました。
あまり表情に差が出るタイプではないのかなと思っていたのですが、睨めつける顔は結構怖かったです〜(まあ、武田鉄矢ほどではありませんが(^_^;))


先日、めざましテレビを観ていると「公人苑U」に綾瀬はるかが出演していましたが、その姿を見て、こんなに表情豊かな子なのかと今までよりも好感を覚えました(^^)

そんな姿をぜひドラマでも見てみたいものですね〜

最後にこのドラマを総括したいと思いますが、演出はドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』を意識しすぎて×、ストーリー展開◎、メッセージ性△、演技○といったところでしょうか。

といったところで、評価点をつけてみました〜

私見的評価 76点

白夜行 完全版 DVD-BOX
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posted with amazlet on 06.04.11
TCエンタテインメント (2006/06/23)

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posted by Ky'z at 00:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | TBS系ドラマ
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