2006年04月08日

ドラマ Ns’あおい(ナースあおい) 最終レビュー

序盤の充実振りに比べ、終盤の追い上げが弱かったことや、エンディングが少々都合が良すぎる面はありますが、2006年1〜3月期のドラマの中で、個人的にはNs’あおいがNO.1の出来でした!

漫画原作ということで、演出はコミカルに描いているのですが、内容は現在の医療問題を看護士の視線から鋭く突いていました。

これまでの医療ドラマはもっと重厚で闇の部分を突くものが多かったですが、看護士が医師の指示なしでは何も出来ない点や病院がそこらの商店と変わらず利益追求している点など、我々にとってもっと身近なところが描かれていました。

特にあおいが桜川病院に来た理由でもある看護士の医療行為については深く追求しています。

命を助けるためにやることが法律違反だという矛盾。一方で、患者が死んだら、例え看護士の医療行為が原因ではなくても、家族は責め立てるということに触れられて、問題の複雑さを考えさせられました。

ただ、一つ言える事は、「問題が起きると追求している社会は果たして正しいのだろうか?」ということです。

むしろ、何もせずに問題が起きてないことの方がよっぽど罪なような感じがします。

問題が起きたら、そのことに向き合い、様々な視点から考えて、やるべきことをした結果なのかどうかを一人ひとりが考え、意思表示することがより良い社会を導き出すのではないでしょうか。

キャストに目を向けると、フレッシュな石原さとみの他は玄人好みの演技派の俳優ばかりを揃えていたので、当初は魅力に欠けるのではないかと危惧していましたが、石原さとみの輝きはそれを上回っていました。

少し前までは「子供だな」と思っていたのですが、知らぬ間に艶っぽい表情を見せるようになっていてビックリ!一方で、子供っぽさも残っており、今しかない雰囲気に魅了されてしまいました〜

ベテラン俳優陣がしっかり締めて、ヒロイン石原さとみの魅力を際立たせるチームプレイに感服です。

また、エンディングテーマ、コブクロの「桜」も哀愁漂うメロディーで「Ns’あおい」にピッタリでした。

テーマ的には観やすいものではないかもしれませんが、そんな内容を演出やストーリーのソフトさで、誰にでも観やすいドラマに仕上がっています。

今まで物事を考えるのが大嫌いと言う人に、取っ掛かりとして観てもらうには良いドラマだと思います。

私見的評価 89点

Ns'あおい DVD-BOX
Ns'あおい DVD-BOX
posted with amazlet on 06.04.08
ポニーキャニオン (2006/06/30)

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