2006年01月15日

ドラマ 白夜行

●プロデュース … 石丸彰彦 平川雄一朗
●演出 … 那須田淳 石井康晴
●原作 … 東野圭吾 「白夜行」
●脚本 … 森下佳子
●音楽 … 河野伸
●主題歌 … 「影」 柴咲コウ
●出演 … 山田孝之 綾瀬はるか 渡部篤郎 柏原崇 田中幸太朗 小出恵介 田中圭 八千草薫 西田尚美 奥貫薫 大塚ちひろ 塩谷瞬 平田満 麻生祐未 余貴美子 武田鉄矢
●制作 … TBSテレビ
●製作 … TBS 2006

2005年、クリスマスイブにサンタクロース姿の桐原亮司(山田孝之)の腹に外国製のハサミが刺さり倒れていた。雪が降りしきる中、唐沢雪穂(綾瀬はるか)は亮治に駆け寄ろうとするが、立ち止まりその場を立ち去っていった…

1991年、切り絵の得意な11歳の亮司(泉澤祐希)は質屋の父・洋介(平田満)と母・弥生子(麻生祐未)と暮らしていた。、亮司は前科者の店員の松浦(渡部篤郎)と隠れて不倫している弥生子の姿などを見て暮らしていたせいか、笑い顔を失っていた。
ある日、亮司は学校帰りに一人の女の子・雪穂(福田麻由子)を見る。雪穂のことが気になっていた亮司は偶然、図書館で再会。同じように笑顔を失っていた雪穂は亮司と遊ぶことによって共に笑えるようになっていた。
だが二人の運命はこの時繋がっていた。
雪穂は母・西本文代(河合美智子)によって、良司の父・洋介に売られていた。
雪穂は自分を弄ぶ男が亮司の父だと知り、亮司避けるようになる。そのことに納得がいかない亮司はある雨の降る夜、文代に連れられて建設中のビルの現場に入っていく雪穂を見かける。
その後を着けていく亮司だが、目の前の衝撃的な出来事に、思わず洋介を持っていたハサミで刺してしまう。
その場である約束をかわし、二人は別れる…

後日、洋介の遺体が発見され、刑事・笹垣(武田鉄矢)は弥生子や松浦らに話を聞くが、亮司の態度に不信感を抱く。
その後、洋介は殺害された当日、200万円の金を引き出し、西本文代(河合美智子)の家を訪ねていることがわかる。文代を事情聴取する為に、彼女のアパートを新米刑事の古賀(田中幸太朗)と訪れた笹垣は雪穂の仕草にも奇異なものを感じる。
その日、雪穂は文代に罪を被せる為、無理心中を装う。
その姿が見つかった部屋からは外国製のハサミが発見され、生き残った雪穂は、そのハサミを亡くなった母のものと証言する。

父親を殺した罪を背負う亮司と境遇から自ら罪を背負った雪穂は会った事もない他人として生きることを誓い別れる。

それから7年後、二人を犯人と確信していた笹垣や事件を知るものたちの力が亮司と雪穂を再会へと導く…



オープニングの亮司が倒れているシーンの長さに疑問を感じましたが、一時間もするとこのドラマの面白みとこのシーンの重要さが見えてきました。

14年前に出会った二人が犯した罪が、周りの悪意と自身の罪への思いを増大させて過酷な運命を背負っていくという話になりそうです。

回を追う毎に激しく黒いものが膨れ上がってゆき、オープニングの結果に繋がっていくのでしょう。

このオープニングが最後の結末なのか、さらにこの後があるかは不明ですが、やはり面白さを求めるならば、サプライズが一つ欲しいですし、おそらく用意されているでしょう。

流石に東野圭吾原作だけあって面白い内容だと思うのですが、あまりに重い内容に視聴率的にはどちらに転ぶか全く想像がつきません。

以前、放映されたTBS系ドラマ『砂の器』ですが、『白夜行』よりも重い内容にも関わらず、20%前後の高視聴率でした。

ただ、このドラマは社会派ドラマなので、サスペンス色の強い『白夜行』とはジャンルが異なり、参考にならない部分もあります。

初回視聴率は14.2%なので、若干、悪い方に出たのですが、ドロドロしたサスペンスものが好きな人の支持は伸ばしそうです。

主演はドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』でコンビを組んだ山田孝之&綾瀬はるか。
セカチューと全く違う内容に、汚れ役のイメージのない綾瀬はるかにこの役が視聴者に受け入れられるのかが見ものです。

キャストの中で、一番気になったのはやっぱり武田鉄矢ですね。
オープニングに何かを叫んでいるシーンがあったので、外国製のハサミと共にかなり重要な役割を占めそうです。


普段は嘘くさいほどの笑顔でいるんですが、時々見せるトゲのある物言いと鋭い目線はめちゃめちゃ怖かったりします。

特に印象に残ったのは11歳の亮司の部屋を出る時の『またな!』と他の一言よりも強い言葉です。

亮司が事件に関わりあると認識していて、これからも来ることを断言しているところは亮司にとって恐ろしいものだったのでしょう。

雪穂に道路に飛び出すように仕向けられて、亮司が『僕は死にませしぇん』言う台詞を聞いてふと思ったのですが、1991年って『101回目のプロポーズ』の放映されていた時期ですよね〜

まさか、それが武田鉄矢の起用に繋がっていたりして(笑)

今後の展開が楽しみな『白夜行』ですが、一つ気になることが。

主演の山田孝之&綾瀬はるかや田中幸太朗、プロデューサー、演出、脚本家とドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』のスタッフが多数参加しています。

それはいいのですが、エンディングを見て思わず『えっ』と思ってしまいました。

映像の演出や撮り方、主題歌の柴咲コウまで内容が『世界の中心で、愛をさけぶ』と全く一緒じゃないですか!

プロとして一番やっていけないことをやってしまっているので、呆れてしまいました。
作品の内容が異なるにも関わらず、曲調だけ異なるだけというのは頂けません。

作品それぞれに合ったものを作るのがプロとしての使命なので、『世界の中心で、愛をさけぶ』が好きな私としては残念でした。

作品自体は独自路線で、頑張ってもらいたいものです。

最終話終了後に改めて、感想を述べたいと思います。

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TCエンタテインメント (2006/06/23)

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posted by Ky'z at 09:51 | Comment(2) | TrackBack(5) | TBS系ドラマ
この記事へのコメント
こんにちは。
ドラマ版『セカチュー』はあまり見ていなかったので、
エンディングの共通点に気づきませんでした。
わざと狙って!?なんだか嫌な感じですね。

作品自体は、とても興味を惹かれました。
武田さんの「またな。」は本当に嫌らしくて、
もう来ないで!と思わせるほど。
「僕は死にましぇん」「チャゲ&飛鳥」に
時代が反映され、興味深かったです。
Posted by ちーず at 2006年01月18日 09:09
ちーずさん、こんにちわ。

エンディングについては誰が見ても、気づくレベルなのでぜひドラマ版『セカチュー』をご覧になられたらと思います。

ちーずさんの仰るとおり、作品の方はかなり重いですが、面白いと思います。

武田鉄矢の存在感が物凄いですしね〜
Posted by Ky'z at 2006年01月21日 19:08
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